
探究学習って何をするの?

〜体験型の学びから考える「探究」のはじまり〜
最近、「探究学習」という言葉を耳にする機会が増えました。
学校でも探究的な学習が重視されるようになり、
- 探究学習って何?
- 自由研究とは違うの?
- 何を調べればいいの?
- どんな力が育つの?
と感じている保護者の方も多いかもしれません。
今回は、てくテクeXが大切にしている体験型の学びという視点から、「探究学習とは何か」を考えてみたいと思います。
探究学習は「すごい研究」をすることではない
探究学習というと、
- 難しいテーマを調べる
- 発表資料を作る
- 特別な研究をする
というイメージを持つ方もいるかもしれません。
でも、本来の探究はもっと身近なところから始まります。
例えば、
- この葉っぱだけ色が違う
- この石だけツルツルしている
- 水たまりに空が映っている
- いつもの公園なのに今日は音が違う
- なぜかこの場所だけ風が強い
そんな小さな気づきです。
大人から見ると何気ないことでも、子どもにとっては立派な「なんで?」です。
そして、その「なんで?」こそが探究のスタートなのです。
探究学習は「問い」から始まる
学校の勉強では、
- 問題がある
- 答えがある
- 正しく答える
という学びが多くあります。
一方で探究学習は、
「なんでだろう?」
「本当かな?」
「やってみたい!」
という問いから始まります。
そして、
- 観察する
- 試してみる
- 比べてみる
- 考えてみる
を繰り返しながら、自分なりの答えを探していきます。
つまり探究学習とは、知識を覚えることではなく、自分の問いを育てていく学びでもあるのです。
でも、「問い」は突然生まれない
ここで大切なのが体験です。
子どもたちは、
- 実際に見て
- 触って
- 聞いて
- 匂いを感じて
- 動かして
世界を理解しています。
例えば、
- 水を流してみる
- 石を積んでみる
- 音を鳴らしてみる
- 風を感じてみる
そんな体験の中で、
「なんか変だな」
「面白いな」
「なんでだろう」
が生まれます。
つまり探究の前には、必ず体験があります。
そして体験の中で生まれる小さな違和感や好奇心こそが、探究の種なのです。
Feel度Walkは「気づく力」を育てる時間
てくテクeXでは、Feel度Walkという活動を行っています。
Feel度Walkには、決まったテーマがありません。
「今日は〇〇について調べよう」
というミッションもありません。
まずは歩きながら、
- 見る
- 聞く
- 触る
- 匂いを感じる
- 気になるものを見つける
ことを大切にしています。
すると子どもたちは、
「この木だけ変な形だよ」
「この石、なんか面白い」
「ここだけ音が違う」
と、たくさんの気づきを見つけ始めます。
探究は、最初から目的を持って始まるものばかりではありません。
むしろ、
「なんとなく気になる」
から始まることの方がたくさんあります。
Feel度Walkは、その小さな気づきを見つけるための時間です。
「気づく」があるから「調べたい」が生まれる
探究学習では、
調べることや発表することに注目が集まりがちです。
でも、その前には必ず、
「気づく」
があります。
気づかなければ、
調べたいとも思いません。
知りたいとも思いません。
だから私たちは、
「調べる力」
より先に、
「気づく力」
を大切にしています。
身の回りの小さな不思議を見つけられる子は、自分から学び始めるからです。
振り返りが学びを深める
てくテクeXでは、活動後に振り返りシートも活用しています。
それは単に感想を書くためではありません。
- 何が気になった?
- 何が面白かった?
- どんな発見があった?
- 次は何を試したい?
そんなことを言葉や絵で整理することで、
体験が「楽しかった」で終わらず、自分自身の学びとして残っていきます。
気づきが言葉になり、
言葉になった気づきが、
次の探究へとつながっていきます。
最後に
私たちは、探究学習の原点は「身近にあるちょっとしたことに気づくこと」だと考えています。
身近な景色の中で、
「なんか気になる」
を見つけること。
その小さな気づきが、
「なんでだろう?」
になり、
「試してみたい」
につながっていきます。
Feel度Walkは、その最初の一歩を育てる時間です。
てくテクeXでは、子どもたち一人ひとりの小さな気づきを大切にしながら、探究の種を育てていきたいと考えています。
千葉市中央区と緑区で活動する体験・探究型のものづくり作教室「てくテクeX」では、Feel度Walkやものづくり活動を通じて、子どもたちの好奇心や探究心を育てています。





